メール占いなどのチャネルの発達により占い師がより身近に。

科学が進歩した現代においても、いまだに吉凶や善悪の判断、行動の指標として占いが用いられています。それは過去人類が占いを政(まつりごと)として採用した結果、現在まで繁栄することができたという結果から見ても占いの影響力が証明されていると言えます。むしろ科学により占いが衰退するばかりか、占いに必要な情報さえあればメール占いなどのチャネルを通じて占う事ができるようになったため、より身近なものとなりました。そもそも占いとは過去の経験やデータをもとに統計学、人類行動学を確立したもので、さらに占い師がこれまでの経験や結果をもとに判断をしているため、行動心理学のような近代科学も必要になってきます。さて、占いとは東洋、西洋問わずに存在しますが、大別すると「命」「卜(ぼく)」「相」「霊」の4つがあります。命とは、出生地や誕生日、星の巡り合わせをもとに個人の性質や性格、嗜好を加えることで将来の運気を判断するものをいい、代表的なものに四柱推命や占星術があります。卜とは、時間や方位などをもとに、近い将来起こったり関わったりする出来事や事故を占います。水晶占いやタロット占いがこれに該当します。相とは、主にイメージや姿かたちなどの印象から吉凶を判断する占いです。主に対面での占いで用いられる占術ですが、メール占いでは写真などをもとに占いをします。風水や手相、人相占いなどがあります。霊とは、統計学や人類行動学に基づいた結果に加え、占い師の直感や霊感などの特別な能力を加えて未来を占います。占い師は修行や生まれ持った霊能力が必要になります。代表的なものにスピリチュアルがあります。これらは全てメール占いが可能であるため、占い師に気軽に占ってもらえるようになりました。

 

■相性が悪いと知っていて良かった

結婚して早いもので、5年の歳月が経ちましたが、今でも思い出すエピソードにメール占いがあります。付き合い始めのラブラブといわれる時期に、私たちはこれ以上の相性はないと感じておりました。その勢いに任せて、デートの時に行った、ゲームセンターの占い機で、二人の相性を占ってみました。もちろん、相性抜群で、結婚はいつがいいというタイミングも知れるかなという気持ちから行いましたが、結果は、真逆。相性は最悪で、一緒になってもすぐに別れるので、結婚には向かないという内容でした。自分で言うのもなんですが、こんなに素敵なカップルなのに、すぐに別れるなんて信じられない気持ちでいっぱいでした。数日後、ネットを見ていた時に、メール占いという言葉に目が留まり、前回のデートの件が引っ掛かっていたのもあり、利用してみました。占い師には、スピリチュアルで占える人を選択しました。私は話を順序立ててうまく伝えたり、自分の気持ちをまとめるのが下手なのですが、メール占いは、文章で内容を相談できるので、丁寧に相談内容を入力することが出来て、私に向いているなと思いました。さて、結果はというと、やはり最悪でした。相性的には、連れ合わない星の元に生まれているので、一緒になると苦労が絶えずに、長続きはしないという鑑定でした。しかし、占い師からは「運命に流されない思いの強さが彼にはある」という素敵な文章もいただきました。ゲームセンターの占い機は、誕生日を入力するだけの機械的な内容でしたが、メール占いは、自分だけのために占ってくれます。私は占い師からの、この一言に大きく救われたと思いました。ただのデーターからの鑑定では無く、何かを感じ取ってくれるスピリチュアルでの占いで、このような嬉しい言葉をかけてくれた占い師に、今でも感謝しています。メール占いは鑑定書を何度も読み返せるところが魅力で、今でも大切な宝物としています。占い通り、私たちの相性は最悪で、今日の運勢も私が1位なら彼が12位と真逆を生きています。しかし、大切なのはお互いの気持ち。結婚した今でも仲良し夫婦で楽しんでいます。ただし、これはお互いの相性の悪さを知っているからこそと思っています。もし、知らなかったら、なんでいつもテンションが逆なのかしらと、イライラしていたと思います。